通研時間と心の余裕
(NAISTを修了したのでNAIST体験記を書いた - 平凡な元高専生の雑記帳)で触れていたように,NAISTでは寮に入寮しながらも,実家が近くにあったので寮に住みつつ実家にも住むといったようなハイブリット居住をしていました.
そんな生活の中で感じたことをツラツラと書き残したいと思います.
まず,寮に住むことのメリットとして
研究室がすぐそこにあり,通研時間はほとんどないに等しいので研究時間が容易に確保できる.
家賃がお安いので経済的負担が減る.
という2つがあるかと思います(生活支援|奈良先端科学技術大学院大学).今回は特に2番目ついては触れません.
1番目について思い返すと,入学した当初は,起きたら直ぐに研究室に向かえるし,眠たくなったら直ぐに寝床に戻れるという生活にとても良さを感じていました.
しかし,そんな生活をしていると次第に鬱憤みたいなのが溜まってきます.同じことの繰り返しで飽きてくるわけですね.
そんな中で,授業は忙しいわ,研究の進退もあいまって心の余裕もなくなってきます.
心の余裕がなくなった時は,心の中を整理整頓できるような時間を作ることが重要で,筆者だと実家から研究室まで通研する中で車の運転時間がその時間でした.
実家から研究室までは車で20分程度かかるので,運転に集中しながらも今日やるべき事やたわいも無い事を考えて心の中を整理整頓していました.
通研の時間帯も変則的で早朝の午前4時や一度寝に帰った後の深夜の午前1時あたり等,変化をつけて自分を飽きさせないようにしていました(飽き性なので).
今振り返ると研究室の直ぐそこに寮があることで研究時間が容易に確保できるのは言葉通りで正しいと思いますが,やたらめったら時間だけを確保してみたところで心の余裕がなければパフォーマンスは下がるだけです.
そんなこんなで,あえて通研時間を取ってみるのも悪くは無いよという話でした(おわり).